
赤くなるアジアアロワナはアロワナを飼育している人にとっては憧れの魚。
もう一方の横綱である金龍とともに、いつかは飼ってみたいアロワナのひとつです。
そういう自分も紅龍を夢見る日々が続いていました。
しかし最大の障害が。
そう、『値段が高い』。
幼魚でも30万円は軽くします。中古の自動車が1台買えるくらいっすヨ。
魚一匹で値段がうん十万円も払うなんて、冷静に考えるともったいなくて払えない と思っていました。
それゆえ、アジアアロワナはそれまでバンジャールとかグリーン、せいぜい紅尾金龍くらいしか飼育していませんでした。
ショップに行ってもスーパーレッドは横目で見るだけ。見てしまうと欲しくなってしまうのと、悔しさもあったのでしょう。
そんなある日、ついにスーパーレッドの幼魚を買ってしまいました。
魔が差した、清水の舞台から飛び降りる、何者かが憑依した?
買っちゃったのです。
10cm に満たないサイズ。色も決して赤いとは言えないチビ。
しかし大事に、大事に育てていこうと、気合い入りまくりました。
朝起きては水槽を見に行く毎日。
滅多に名前を付けない自分が、「アロちゃん」なんて安易な名前をつける始末。
かわいがりました。
そんなある日のことです。
例のごとく、朝水槽を見に行ったら、アロちゃんがいません。
『エっ!?』
どこ?どこ?と探して、ふと下を見ると………。
「ギョエーーーーーーッ!!!!」
な、なんとアロちゃんが干からびて死んでいるではありませんか!
飛び出してかなり時間が経ったようでした。
振ってみてもカチカチ。ちなみに、そのとき床団 ON 。
唖然。
水槽の蓋はしっかりさせていました。
その蓋の1コーナーに、2cmほどの隙間があったのですが、なんとそこから飛び出したようです。
しばらくその場に呆然と立ち尽くしてしまいました。
まだクレジットカードの支払いもこれからという状況。
自己嫌悪に陥っていまい「もう紅龍なんて飼うもんか!」と言い聞かせ、1代目は☆となったのです。